コラムcolumn

甲状腺機能低下症

「甲状腺」は異常を感じたことが無い方にはピンと来ない臓器だと思います。

異常は血液検査で発覚することが多いです。

甲状腺の役割

炭水化物はエネルギーに!  たんぱく質は体造りに!

とはよく聞きますが、甲状腺で作られる甲状腺ホルモンこそが、この変換作業を助けています。

この変換作業が「代謝」と言われるものです。

では甲状腺の機能が弱って、甲状腺ホルモンが作られないと、

食べてもエネルギー等に変わりずらくなりますから、

だるい、疲れやすい、動悸・息切れ、といった症状が出てきます。

エネルギーに変わらない、ということは、そう、太ってもしまいます。

 

そんな甲状腺機能低下症を中医学の観点でお話いたします。

4つのタイプ別にお話致します。

疲労感が強い(気虚)タイプ

先に書いた通り、甲状腺ホルモンの量が低下して、全身の代謝が落ちてしまう為に、

疲労感・無力感・息切れの症状が見られます。

これは中医学では体内の「気」が足りない状態と捉えます。

「気」は身体の活動を支えるエネルギー源となるため、

不足すると、疲れる・気力が湧かない、という不調に陥ります。

 

イライラしやすい(肝うつ)タイプ

慢性甲状腺炎を通称「橋本病」と言います。

日本は九州の橋本医師が世界で初めてこれに関する論文を発表したからです。

自己免疫の異常によって甲状腺が炎症を起こしている状態ですが、

イライラしやすい症状の人は、ストレスも甲状腺の不調に影響を与えているのではないか?と思われます。

「肝」というのはストレスを受けやすい臓器です。

いや、その大きな体で、ストレスを一心に受け止めてくれている臓器と言っても良いかもしれません。

しかし、人間のストレスを受け止めるには体が小さすぎます(笑)

結果、「肝」はストレスに弱い臓器とも言われてしまいます。

その「肝」の働きを整え、ストレスを溜めさせない状態を造ることが重要です。

 

痛みが強い(冷え・血虚)タイプ

「気」が不足すると身体の免疫力を弱めるために「寒邪(かんじゃ)」が侵入しやすくなります。

「瘀血」は血が滞った状態のこと。

血が滞ることで、特に手足に血が巡らず「冷え」が生まれます。

「冷え」た所に「寒邪」が入ってきて「痛み」がおきます。

手足の冷え・頭痛・関節痛・月経痛などの症状に現れます。

 

乾燥や便秘が気になる(血虚)タイプ

皮膚の乾燥、便秘気味、関節の動きが悪い、といった症状もよく見られます。

これは身体に潤いを与える「血」が足りない状況と捉えます。

更に「血」には精神を安定させる働いもあるので、体内の血が不足すると、

睡眠障害や記憶力の低下などに現れる場合もあります。

 

 

と、甲状腺の異常でも、主に出てきている症状に応じて、

対処方が変わってきます。

是非一度、当店にご相談してみてください。

薬 安全堂 登録販売者:藤田

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